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外国為替取引の各種通貨説明
外国為替証拠金取引:米ドル(USD)と日本円の特徴
現在、米ドルは世界の基軸通貨であり、世界の経済は米国を中心に動いています。米ドルは国際為替市場で最も取引量が多い通貨で、貿易の決済や国際金融市場での資本取引の決済などにも使用されており、各国中央銀行の外貨準備預金の積み立てにも利用されています。
第二次世界大戦後、1945年にIMF協定(国際通貨協定)が開催され、戦後の経済の混乱を防ぐ目的で、それまでの機軸通貨であった英ポンドに代わり、米ドルが世界の機軸通貨になりました。
米国の経済動向の変化は他の通貨に影響を与えます。米ドルが上がると、それに連動して、日本円、ユーロ、英ポンドなど主要国は下がります。またその逆に、米ドルが下がると、日本円、ユーロ、英ポンドが上がります。
特に昨今は、米国の経済指標(GDP、インフレ率、消費者物価指数、雇用統計や失業率)の発表が外国為替市場を大きく左右することがあります。このような米国経済指標の発表は予測を上回る、下回るなどの見方によって、為替相場に影響を与えます。
米国は二つの赤字、財政赤字と経常赤字に見舞われています。この二つの赤字が米ドルのレートに影響を与えていますが、米国は海外からの投資を受けて赤字を補完しています。
米国経済の状況が悪化すると、米国から資金が流出し、米ドル安の方向へと向います。また、2001年の米国同時多発テロの影響により、世界各地や米国内でテロが起こると、同じく米ドルが売られる傾向にあります。2005年以降、米ドル/日本円は1ドル105円を底値に円安の方向にあります。
外国為替証拠金取引:ユーロ(EUR)と日本円の特徴
ユーロは1999年にヨーロッパの11ヶ国がまとまり、新たな統一通貨として生まれました。当時の加盟国は、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、イタリア、ポルトガル、ベルギー、ルクセンブルグ、オーストリア、アイルランド、フィンランドです。2001年にはギリシャが加盟し、12ヶ国になりました。
2002年1月からユーロ統一紙幣の流通がようやく開始されました。最初の段階では、国々の経済状況の格差や、英国の不参加などにより統一通貨として、様々な問題をはらんでのスタートでした。
EU安定化協定では、ユーロの参加基準として『各国の財政赤字をGDPの3%以内に抑えなければならない』という協定が結ばれました。
その後、ユーロ圏の経済状況は持ち直しを見せ、原油取引の決済通貨として利用されたり、米ドルのリスクヘッジとして外貨準備として保有したりと、通貨としての重要性は増しています。
米ドルが弱くなると、日本円ではなく、ユーロが買われる傾向にあるなど、ユーロの地位は益々高まりつつあります。
ユーロは、国々の経済格差から、ユーロの通貨価値を図るのは非常に難しいと言えます。そこで、中央銀行である欧州中央銀行(ECB)が発表する経済指標を参考に相場を予測することができます。
また、ユーロに統一する以前は、ドイツのマルクがヨーロッパを代表する通貨であったという実績から、ドイツの経済指標の動きをみて判断するというのも1つ参考になります。
ユーロ/日本円の相場を振りかえってみると、2000年秋の90円からユーロは徐々に上昇し、2003年春には140円を超える価格まで上昇しました。
その後、いままで数年間は、調整期間に入っており130円前後で推移しました。しかし、2006年以降、上昇傾向は続き、2007年春にはとうとう、160円まで上昇しました。
外国為替証拠金取引:英ポンド(GBP)と日本円の特徴
英ポンドは米ドルが世界の基軸通貨になる前の基軸通貨でした。そのため、現在でも英国ロンドンを中心とした金融市場は、世界でも大変重要な役割を果たしており、外国為替市場の取引高でもNY市場に次いで2番目の取引高となります。
英ポンドは値動きの激しい通貨であり、少ない資金でFXを始めようとする初心者の方には注意が必要な通貨です。
英ポンドはヨーロッパ圏内での取引に限定されているため、主要通貨の中では、実際の取引量が少なく、取引単位が大きくなると、直接的に為替レートに反映され、急激な変動を見せます。また、貿易収支の動向なども、急激な相場変動の要因となります。
しかし近年は、ヨーロッパ圏内では高金利通貨として注目を浴びている通貨です。今後、ユーロへの参加は国民投票によって決める予定ですが、現状、英国の経済状況は順調なため、すぐにユーロに参加するということは無いのではないかと見られています。
【英ポンド】
日本円の為替レートは1英ポンド230円台(2007年春)と高めな通貨です。1万英ポンドでポジションを持つ場合、レバレッジを10倍としても、23万円台を証拠金として用意しなければなりません。しかも、このレバレッジ10倍というのは、初心者には相当リスキーな値です。
英ポンドの為替レートは激しく変動しますので、デイトレード等、短期での勝負向きです。為替動向を判断する上では、英国で月一度実施される、金融政策の発表が重要な指標となります。
外国為替証拠金取引:オーストラリアドルと日本円の特徴
オーストラリアドルは高金利通貨(2005年秋、5.5%)で外貨預金でも人気があります。オーストラリアには資源が多くあり、特に輸出品目として石炭、原油、鉄鉱石、金は有名です。
これらの資源の商品の高騰はオーストラリアの経済によい影響を与え、それに伴い、オーストラリアドル通貨も買われます。
しかしながら、オーストラリアドルの取引は外国為替市場では、小さなマーケットで市場シェアも主要通貨の中でも七番目です。オーストラリアドルは日本の機関投資家が高金利通貨であることから、投資に人気があります。
小さな市場から為替相場は急激に上下することがありますので、高金利ということだけで、選択するのは危険です。金利分が価格の下落により損失をあたえる可能性もあります。
また、近年、オーストラリアは中国と二国間の貿易協定を結び、中国への鉱産物の輸出が増加し、中国の建設設備投資とあいまって、今後、中国の発展はオーストラリア経済をさせ、それが、オーストラリアドルを支えます。
オーストラリアの為替市場は非常にシェアも低く、マーケット自体も小さいので、高金利というだけで、特定の国からの資金流入はいいことだとはいえません。
日本はオーストラリアドル建ての債券を多く抱えております。これからも日本の機関投資家がオーストラリアドルをささえていくかで、オーストラリアドルに影響を与えます。
米ドルと反対の動きをとる傾向にあります。米ドルが買われれば、オーストラリアドルは売られます。これは、明らかに米ドルのリスクヘッジとして、高金利を保つオーストラリアドルが使われています。
【オーストラリアドル】
日本円の狙いは、長く維持(ポジションをもつ)をすることで、金利差(スワップポイント)で利益を確定して増やしていく方法がよいです。そのために底値から上昇の流れに乗って、買いましていくのはいい方法です。
2005年後半は80円台で推移している。証拠金8万円台でレバレッジ10倍の80万円から1万オーストラリアドルが買えるので、米ドルに比べて少し安い投資金額で出来ます。
外国為替証拠金取引:ニュージーランドドルと日本円の特徴
ニュージーランドドルは、高金利通貨として人気が高く、オーストラリアドルと連動する。しかしながら、オーストラリアが資源が豊富にあるのと比べてニュージーランドは豊富ではありません。
産業のほとんどは、畜産農林業で、恒常的な貿易赤字国です。金融市場も小さく、外国為替市場の取引高も非常に小さく、流動性も低いです。
ニュージーランドは、恒常的に貿易赤字のため、外貨を獲得する必要に迫られています。そのため、高金利を維持する必要があります。
通貨は、オーストラリアと連動するので、常にオーストラリアの金利より、高い金利を維持しています。しかしながら、ニュージーランドの金融政策は頻繁に金利を調整しています。
毎月一回行われるRBNZ(ニュージーランド準備銀行)の政策発表は、為替相場の変動要因になるので注意が必要です。
今後、ニュージーランドはオーストラリアとの単一市場の創設を目指しており、実現すれば、安定した投資が行われる環境が整備されます。引き続き、高金利で推移すると思われますが、金利引き下げなどの情報には注意が必要です。
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