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アベレージレートオプション

アベレージレート・オプションとは

アベレージレート・オプションとは、文字通り、オプション期間中の為替レートの平均価格と行使価格との差額を受け取ることのできるオプションです。


このアベレージレート・オプションは、輸出入を頻繁に繰り返す会社などで、ある一定の期間内に、一定金額の外貨取引が頻繁にある場合などに、その外貨のリスクヘッジとして活用されるオプションです。


例として、毎月、決まった日付で、一定金額(100万ドル)の輸出代金を1年間定期的に受け取る会社があったとしましょう。


この会社が為替変動リスクをヘッジするために、期間1年、行使価格100円のドル売り(プット)円買い(コール)のアベレージレート・オプションを購入したとします。このときのプレミアムは2.00とします。


ちなみに、直物レートは毎月月初の第1営業日の午前10時と設定しました。そして毎月、月初めの第1営業日午前10時の直物レートで100万ドルを売り続けます。


そして1年が経過し満期日がきたときに、12ヶ月間の毎月月初第1営業日午前10時の直物レートを合計して12で割り、この年の年間平均レート(アベレージ)を算出します。


この年間平均レートと行使価格とを比較して、アベレージレート・オプションを行使するか、しないかを判断します。もし、この年間平均レートが、行使価格である、1ドル=100円以上のドル高円安になっていたとしたら、アベレージレート・オプションを行使する必要はありません。


年間平均レートが1ドル=105円の場合、12ヶ月の合計手取額は、12億3,600万円となります。(105円x100万ドルx12ヶ月=12億6千万円。ここからプレミアム分の2.00x100万ドルx12ヶ月=2,400万円を差し引いた額)


しかし、平均レートが1ドル=100円以下であった場合、迷わずオプションを行使します。年間平均レートと、行使価格100円との差額分について、オプションを売却した売り先から受け取ることができます。


年間平均レートが90円の場合、行使価格との差額は100.00-90.00=10.00x100万ドルx12ヶ月で1億2,000万円を受け取ることができるのです。


このオプション分に加え、毎月のドル売り総額は90円x100万ドルx12ヶ月で10億8千万円あります、またそこからプレミアム分を差し引けば、1億2千万円+10億8千万円2,400万円=11億7,600万円が1年間の手取額となります。


このように、アベレージレート・オプション行使することは、毎月同じレートで為替予約をしているのと、同じ効果を得ることができるのです。


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